アモイの女の子の話を思い出した。
昔、まだ東京に安く泊まったりできなかったころ、でも、女子は1000円の雑魚寝宿なんかにはお断りされていたころ、私は民泊に泊まって宿代を安くあげていた。
確か、その子にあったのは、民泊だったと思う。二人組の旅行者で、厦門(アモイ)からきたといっていた。二人とも、ふんわりした若くてかわいらしいお嬢さんたちだった、と思う。と思うというのは、なんとなく記憶もうろ覚えだからだ。はっきりと覚えているのは、一人の女の子、髪の長い上品なお嬢さんが、泣いていたことだ。
それは朝だった。朝の列車が人身事故を告げる。スマホに通知が流れてくる。その通知を読んでその子は泣いていた。どうしたのというと、電車で人が亡くなったんだそうです、人身事故で、と彼女は言った。なんて悲しいことだろうと静かに目を潤ませていた。日本でそんな反応をする人は見たことがなくて、私は驚いてしまった。でも、そうか、これは悲しいことだ、そうだったと思い出した。
悲しいことだね、と私は言った。そう言ったときにはもう、私も電車で自死した人を哀悼する気持ちがあったと思う。
なれるということは、感覚が鈍磨するということなのだな、と思いつつ、泣いているその子に、何か新鮮で美しいものも感じたことを覚えている。
アモイの女の子。
私はそのころにはもう、年若い民泊のオーナーと仲良くしており、というかたぶんあのオーナー私に気があったな、と思うんだがまぁとにかく仲良くしてもらっており、あとで二人で民泊の片付けなどしながら(私は自分に良い状況をつくるためによく率先して片付けなどをする)、その女の子たちの話をしていた。
「じゅり姉、アモイはさ、高い街だからさ」
「高い?」
「そう、観光地で、貧乏な人がいないところだよ。あの子たちもパスポートがあるってこと(中華系の人たちはパスポート取得にかなり制限があり、地位やお金がないと取れないらしい)は上級な人たちでアモイからきたんだろ。電車で死ぬ奴がいるなんてカルチャーショックだったんじゃないの?」
というようなことを言われた。そうか、優しいお嬢様たちだったのかしら、など私は思った。
今日は、起きたら19時だった。昨日というか今日眠くなるまでシナリオ修正やっていたからだ。不健康だと思うなかれ、一日の必要睡眠時間は毎日とっているので安心だ。ただ人と生きている時間が違うだけだ。
あと、いい加減ライターアカウントと占い師アカウントを分けねば、と思ったので分けた。1か月運用していきたいと思う。ねとらぼさんにもお知らせして書いてもらわないとだ……!
今日も犬とお買い物に行った。犬を新しくG社で激安で買った1000円の黒い鞄に入れてたらすっぽり入ってしまった。黒い鞄からこちらを見る犬かわいい……。
お外に連れて行ったら、嬉しかったらしく、帰宅してからも鞄にしばらく入っていた。かわい……。
そんな犬であるが、初チュールも与えた。
昨日アマゾンでいなばの犬チュールが40%オフクーポン付きで販売していたので、かってさっきとどいたから与えたところ、様子がおかしいほどに喜んで食べていた。すごいな犬チュール。犬ががふがふいって妖怪みたいだった。かわいい。
たぶんまだ40%オフなので犬飼ってる人はぜひチェックを。犬の様子がおかしくなって面白かった。
メモ書き、コミックゼノン、徳間さんところなのか~。
面白そう。うちの弟子であってるひといそう。